自ら裁きを下すこともやめる。
在りか無しかの物差しを捨てる。
いい とか 悪い とか、問うばかりの風に窓まで閉じる。
そうして、 ひっそりと暮らしていけば
いつか自分を取り戻せる__そういう気がした。
無条件に愛される許される場所がないのなら
閉じこもってしまえばいい と。
でも
こころを閉じることができなければ
それは外に居るのと同じだと。
でもそんな
都合の良い孤独なんてありえない。
温もりはいつもあの物差しと背中合わせ。
どこまでが許されるのか、
愛される資格を持てるのか、
そんな物差しなしに 温もれる場所なんて 無い。
今はドアを閉じていてもいいかな、
窓くらいは開けてみようかな。
自分を取り戻す時間空間は大事だけど
孤立もまた何も生まない。
生きるのはむずかしいことだけど
これも大事なひとつの命題。