案外普通なこころもちでいられたから
「もうこのまま、落ちないでいられるかな、」と思う足元を掬うように
こころの底板が外れたみたいに
どーんと
おっこちてたりする。
このまま
自分がこぼれて、どこかに流れていってしまいそう。
呼吸が浅く短くなって あせってしまうから動かずに。
こぼさないように、と思うと、体が動かない。
やっぱり消えられたら と、当たり前のように思ってみたり。
落ちてるときは
擬態うつでもなんでもいい、落ちることさえなくなればそれでいいと思う。
今はそんな浮き沈みばかり、
ひと波こえたら、呼吸を、
おなかの底から 深い呼吸をしよう。